ハバナ式継続的デリバリー

Python, Ubuntu, JavaScript 色々知らなかった!のメモ

この一年を思い起こして

習慣や考え方を変えることはとても難しい

一年間、転職先で仕事をして思ったことがある。
習慣や考え方を変えることはとても難しい。
仕事の範囲でJavaのプログラミングを覚えた人にPythonのプログラミングを短期間で覚えてもらおうとした。
無理だった。
プログラミングの経験が浅い人にもPythonを覚えてもらおうとしたが、やっぱり無理だった。

何がつらいって、やる気の無い人を教育することが苦痛なのだ。

  • 「なぜこれができない?」
  • 「どうしてこれを知らない?」
  • 「何度も重要だからと説明を重ねているのにやっぱり忘れてしまう。」

勉強会や講義をやっても、ダメな人はずっとこういう繰り返しになる。
教える方もだんだん嫌になってくる。
色々試して至った結論は、そういう人に期待せず、無駄な投資をしないことだった。

考えに賛同してくれる人とチームを組みたい

要領が良い人は知識を速く蓄え、少ない経験から多くを学ぶことができる。
だが、要領が悪い人は無価値なのかと言えばそうではない。
要領が悪くてもやる気があって、諦めない人なら歩みが遅くてもスキルアップしてくれる。

また、現状の問題点を解決したいとか、行き詰まってしまった状況を打破したいという考えに賛同してくれるかどうかは要領の良さと関係ない。
むしろ、人間関係・好き嫌いの問題なのかもしれない。

中小企業だと簡単には人材をゲットできない。
優秀な人材で少数精鋭のチームで迅速に課題をこなしていく。そんな風にはなかなかいかない。
しかし、優秀さや要領の良さよりも、自分たちの考えに賛同してくれるかどうかを重視すべきだとこの一年で思うようになった。

また、単にわたしを嫌いに思う人もいるだろう。
好かない者同士が一緒に仕事をするのも苦痛だ。
だから、そういう人とわたしは仕事をしない。
仲良くできない人と無理に仲良くしようとしなくて良いと思う。
自分に賛同してくれる人とチームを組めるよう頑張る方が利益があると思う。

人の向き不向きを補い合うチーム構成が良い

組織やチームで仕事をすると、チームメンバーの性格やスキルは結構ひとそれぞれ違う。
だらしないけど技術的な知識豊富で、調べものをするときも速い人。
意思決定や責任を負うことが嫌いでも、丁寧で地道にものごとを続けられる人。
向き不向きが異なる人同士を一つのチームに組み入れると、うまくやれば双方の得意な面を生かして不得意な面を相殺できる。

間違いやミスを指摘されることが嫌な人と一緒に仕事をするのは難しい

自分の間違いやミスを指摘されると怒ったり不快感を示す人がいる。
継続的な取り組みをこういう人と一緒に進めると色々障害や制約が出ると思う。
取り組みが長くなるほど、一定のスパンで振り返りと見直しを図る重要性が増す。
間違いやミスを指摘されるのが嫌な人に振り返りや見直しは難しい。

まとめ

沢山の課題や大きな課題に取り組むには一個人の努力ではなく「組織的に取り組むこと」が重要だと思う。
それには考えに賛同してくれる人を集めて、定期的に振り返りや見直しをして、各人がスキルアップしてくれれば良い。考えを整理するとこんなところだ。

これからも良い人と一緒に仕事を進めていきたい。